6月7日

≪豊能町の行政  熱気あふれる魅力的な町づくりへの取り組み≫

 豊能町総務部秘書政策課課長小嶋均講師による講座 

1.豊能町の抱える問題

   ※データは豊能町の人口動向(2014年度作成の豊能町人口ビジョンから

 転出者の増加と高齢化といえる。豊能町の人口1996年以降、社会減

(転出>転入)の影響により減少、また、近年は自然減(死亡>出生)も増加

 している。

 年齢階層別に社会減の状況をみると、10代以上では全ての年齢層で転出

 超過、男女とも20代と30代で人口転出が顕著。                           

■転出先で重視する条件

                      全体     近隣地区への転出

  1.通勤・通学などの便利さ    45.1%      49.4

  2.日常生活の便利さ        33.2%      38.9

  3.土地や住宅の価格・家賃    21.0%      28.4%         

このことから、転出者の6割を占める2030歳代は「仕事の都合」  心に聴講する受講生

や「結婚」をきっかけに転出しており、転出先では「通勤・通学などの便利さ」「日常生

便利さ」を重視している。                                       

また、近隣地域への転出者は「結婚」をきかっけに転出している人が多くなっている。なお、全体と比べると「住宅の都合」をきっかけに転出した人も多い事から、特に「住まい」は近隣地域への転出に影響している事がわかる。また、住民で転出意向(これからも豊能町に住み続けたいと「あまり思わない」「思わない」と回答した人は1819歳代と20歳代で40%代半ば、30

50歳代で30%程度となっており、若年層で潜在的な転出者が多くなっていることがわかる。

■転入者の状況と転入先を豊能町に決めた理由

  2005年以降は毎年500600人程度が転入している。年齢構成は30歳代が22.9%、

  50歳代が21.1%、20歳代が19.6%で2030歳代で42.5%を占めている。転入のきっかけ

  は、全体では「仕事の都合」が33.2%で最も多く、2329歳代の単身転入者では「仕事の

  都合」が40%から50%台で最も多く、2329歳代の単身転入者は「親や子との同居」と

  「結婚」、30歳代の単身転入者は「結婚と「その他」が続く。さらに、中学生以下の子どもが

  いる世帯では「子育て環境・教育の都合」が33%でもっとも多い。

  中学生以下の子どものいる世帯では「子育て環境・教育の都合」、また多くの転入者が

  「自然環境」を上位にあげており、「自然」が転入促進の大きな鍵となることも分かる。

2.課題解決に向けた今後めざすべき方向性

 豊能町において取り組まなければいけないことは、『転出超過(社会減)の抑制』。

 このためには転出超過が著しい2030歳代を中心とした転出者を減少させるとともに、

 Iターン及びUターンを含めて、若い世代を中心とした転入を促進する必要がある。『転出

 超過(社会減)の抑制』には、「住まい」「利便性」「子育て環境」「自然環境」といったキー

 ワードを中心に積極的な取り組みを展開していく必要がある。

 一方、避ける事ができない人口減少・超高齢化社会にしっかり対応するためには、『交流

 人口(豊能町に住んでいないが訪問してくれる人)の拡大』による経済の活性化とともに、

 住民生活や行政運営の分野で『持続可能なまちの基盤整備』に取り組む必要がある。

■豊能町がめざすべき方向性

 ●若年層が選びやすい環境をつくる

  豊かな自然や住宅ストックをいかしつつ、若年層が豊能町を選びやすい

    環境を整える。

 ●「住みたくなる」子育て環境をつくる

  子どものために住みたくなる、住み続けたくなる明確な価値

  の創造

 ●地域の資源を仕事とお金にかえる(そこで生活できる収入

  が得られる)環境やしごとづくりによる昼間人口の増加と

  地域経済の活性化を実現する

 ●避けることができない未来にそなえる

 人口減少・超高齢化社会が到来しても持続可能なまちにむけた様々な基盤・環境を整える

 

※魅力的なまちづくり(豊能町を選んでくれる人を増す) 

 永住したくなる町・学生が住みやすいまち・子育てがしやすいまち・地域住民の熱気ある

 活動が活発な町。

 2019年に募集された 「トヨノノドリーム」は、豊能町を愛するみなさんのあらゆる夢やチャ

 レンジを支援するプロジェクトです。

≪北摂の芸能を訪ねて≫

 ~歴史と伝統・文化のまち池田~

  商店街をしばらく行くと右手に「旧加島銀行池田支店」、もうしばらく

 行くと「落語みゅーじあむ」が有ります。今回はこの2施設を訪問しました。         阪急池田駅撮影スポット   

<旧加島銀行池田支店>                             

 旧加島銀行池田支店は朝ドラ「あさが来た」のモデルである広岡浅子

 が   設立した建物で、国登録有形文化財です。現在、インテリアカワ

ムラとして営業されてますが、今回は店主のご厚意によりカレッジの

 ために金庫等店内を特別に見せて いただきました。                              

 床もカウンターも当時のまま、歴史を感じさせる建物でした。

<落語みゅーじあむ>

 池田銀行発祥の地に「落語みゅーじあむ」があり、落語ファンだけでなく多くの方々が楽しんでいる施設です。名誉館長の桂文枝師匠をはじめ。上方落語協会の協力も有り、「落語のま

ち、笑いのまち、元気なまち池田」を目指し、日々努力されています。

Fには高座、2Fには桂文枝師匠提供、ゆかりの品々が展示されています。

「アマチュア落語家講座」「落語みゅーじあむ寄席」「出前寄席」等々が有ります。

 また、「映像コーナー」「上方落語情報コーナー」「映像コーナー」「噺家の楽屋」などの興味

 をひかれるコーナーも充実。充分、楽しめました。

 

6月14日

≪面白科学実験(暮らしを科学する)≫

  大阪府高齢者大学校科学実験今室専任講師 音田輝元講師による講座 

「ビックリ磁石でおもしろ実験!磁石の秘密を解き明かそう」

  磁石にはつくものつかないものと、程度の問題

 「磁石に吸いつくもの」というと、どういうものがあるでしょうか。

  実際に<色々な磁石>を使いながら実験して調べてみるlことにしましょう。

 ①フェライト磁石(大)で、軼でできたくぎを何本くらいつりあげられるか実験。

  100本以上つりあげた。

 ②日本の現行コイン(お金)には磁石に吸いつくものがあるのかの

    実験。                                    丁寧に説明される音田講師

  全部磁石に吸いつかない。日本は自販機が普及しており、磁石につくと

  機能しない。外国のコインでも試してみましょう。

 ③ステンレスのスプーンは磁石に吸いつくか実験してみましょう。                            

  鉄分の含有量によって異なる

 ④スチール缶とアルミ缶の見分け方。

  たくさん集められてきた空き缶は、大きな磁石(電磁石)を使って磁石につくスチール缶とつかないアルミ缶にわけることができます。 

 

<磁石新発見物語と小さな力のはかり方>

  他にも軼やニッケルだけでなく磁石にすいつくものがあるか実験してみましょう。例えば

  鉛筆の削りくず、鉛筆1本、クレヨン、自動改札用のキップ、小さな石など実験してみま

  しょう。小石の中、砂の中にもアル「磁鉄鉱の砂粒=砂軼」。地球の表面の地殻を作って

  いる岩石には磁鉄鉱の割合がとても大きいのです。それらの岩石が風化して砂になると、

  その中には必ずといっていいほど、砂鉄がふくまれることになります。

  また、ある人が、「糸でつり下げる方法(山田式)などの実験の仕方を工夫すれば、1万円

  札も磁石に吸い寄せられ、キュウリやネギなどは、磁石を近づけると逃げるように動く」と

  「いうのですが本当でしょうか。予想をしてから、是非実験してみましょう。

 

<脳トレ!おもしろチャレンジタイム> 「科学工作・もの作り・パズル・定番ゲ-ム」など

       おもしろタイムの基本は気分転換

 

[音田式スピード〈逆転ビンゴ〉] 今日は〈逆転ビンゴ〉で勝負!どちらが勝ちか最後まで?

 [紙皿回し] 紙皿を使って楽しむ、遠心力応用。紙皿3枚、紙コップ、はしが有れば楽しめます。

 [くるくるシャトル] おりがみが苦手な人にはお勧めプラン。

 [着地ネコ] 簡単にできてすごく楽しい。どこから落としても正しく着地します。

[脳トレゲーム ○○ハウマッチ] 予想をたて、値段を当てます。     

 簡単にできてすごく楽しい!みんなでやれば更に楽しい!

 受講生も大いに楽しみ、教室は大盛り上がりでした。

6月21日

≪北摂(豊能・能勢)の始まり①≫

  郷土歴史家 上山秀雄講師による講座

 豊能町歌から始まった本日のカリキュラム。講師は郷土史家の上山さんです。 

町の始まりと題し、『知ると面白い豊能の町』を、キーワードとして始まりました。

 ①非公開仏像 ②歴史の一幕に触れる ③郷土を知る手掛かり ④土着民俗の伝承。                 熱弁をふるう上山講師

 東能勢村が明治40年に一村一社(余野・川尻・木代・切畑・野間口)で、小玉神社に合併し

 後に走落神社に社名が改められた。

 

  その一つ川尻村の氷川神社にあった天狗面(一対)、仏像の紹介等。天狗面は町史に載っているが知る

 人は…少ない。又、中世の天狗面に驚く。町の魅力の新発見だ。

   釈迦如来・不道明応       天狗麺                    豊能町エリアマップ

  観音像                       石像             八大龍王                      

 時代はひっと跳びに明治へ。日本の夜明け(明治維新)、黎明に立った郷士

13名)、多田御家人。岩倉具視(御室御所御用)の衛士をしていた…とは知らなかった?

陣笠、捕者三道具等、入母屋造りに蔵が

三つの御家人宅。現存する。

慶応4年9月8日より明治に改元したが、

「慶応4年をもって明治元年」とする。           捕者三道具(袖搦、刺又、突棒                                        

 親鸞聖人作、木仏は町指定文化財(2014)。最澄、空海、親鸞聖人について、元は高山八幡神社の十一面観音、薬師如来は元は光明寺の主仏。悲運な十一面観音様や薬師如来の

今昔について。等々、まだまだ紹介しきれていない「古き良き村の宝」は両手にあまる程、わ

が町に有る。 

 

1時間20分の講演、トイレ休憩をはさみ30分を質疑応答となる。

12時までの講演で、町の魅力を知ってもらえたでしょうかね…(講師からの言葉)。

                     

                ≪受講生のひとりごと≫ 

 = 上山講師の世界から今現在の豊能町へ再びタイムトリップ   77歳 M生 =

 このホームページを閲覧いただいている皆様の中には「豊能町ってどこ?」という方も少なくないのではないでしょうか。豊能町は大阪府の北部に位置してます。

梅田から阪急・能勢電と乗り継ぎ約50分、千里中央より車で北へ約30分、箕面トン

ネルを抜けて5分で豊能町の西地区に到着します。閑静な町、スーパー 、専門店、個人

病院、郵便局、消防署、銀行、小中学校、ポリBOXまで全て揃って、なにも言うこと

のない、素晴らしい所です。御多分にもれず、少子・高齢化は急速に進んでいます。

この街に住んで40年以上、子供は大きくなり、孫の顔を見る日が楽しみの毎日です。

町の唯一のレストラン兼居酒屋「かめたに」は親睦会、グループ活動の打ち上げ会等で

頻繁に利用しています。良いところは食後の「カラオケ」、その後はお店の車での自宅

までの送りです。もちろん無料!

豊能町東地区へ行けば、広大な田畑、美しい野山、里山暮らしには最適です。

特産物では「ヤーコン」「真菜」「高山牛蒡」「小豆」が有りますが、あまり広くは知られていません。ヤーコンは南アンデスの原産のキク科の植物で形はサツマイモとよく

似ています。味はみずみずしく甘みがあり、食感は梨やレンコンのようです。

 私はヤーコンキンピラ大好き!お酒のつまみに最適です。

 一度ヤーコンキンピラ作りにチャレンジしてください。

 そして皆様もこの素晴らしい町に是非足をお運びください。

 =ヤーコンキンピラ簡単レシピ=

 <材料>             <作り方>

 ヤーコン    1.ヤーコンは皮をむき、3~5cmの千切りにして水にさらす。

 ニンジン    2.ニンジンも同じ長さに千切りにする。

 ごま油      3.鍋にごま油を入れて熱し、材料を炒める。

 濃口醤油    4.濃口醤油を加え、汁気がなくなるまで炒め、ゴマを加える。

 ゴマ

 キンピラの他に「かき揚げ」や「和風サラダ」も美味しく食べられます。(作り方はネットでお調べください)

 ヤーコン            高山牛蒡             真菜

 

≪災害ボランティアセンタ-とは≫

社団福祉法人 豊能町社会福祉協議会 支援コーディネータ 田口裕之講師による講座 

 最近各地で大きな災害が発生しています。万一、災害に遭っても対応を知っていこと重要になります。

 年度中に災害ボランティア養成講座の計画もあります。とは言え被災

時に一番重要なのは地域の見守りと言えます。

災害ボランティアセンターの目的と期待される役割

 災害ボランティアセンターの活動目的は、被災者・被災地を主体

としながらボランティアの協力を得て、地域の復興につなげていく

事です。                分かりやすく説明の田口講師                                                                                                                                                                                      

1.被災者・被災地から期待される役割

  ①明確でわかりやすいセンターの周知

  ②相談しやすい体制づくり

  ③被災者・被災地を中心とした柔軟な

   対応と多彩な支援メニュー

  ④地域復興に向けたビジョン、活動づ

   くりの場としての機能

 2.ボランティア活動者、支援者からの

  期待れる役割

  ①被災者・被災地の支援窓口としてのはっ

   きりした旗印

  ②被災者・被災地のタイムリーで的確な情報受発信

  ③ボランティアの主体性をいかす活動調整

 3.関係機関から期待される役割

  協働の場として様々な企画・計画を実施していく際の中核的な存在

社会福祉協議会が、災害ボランティアセンターを設置運営する理由、災害ボランティアセンターの取り組み展開について丁寧な説明がなされた。

 ≪クラスカフェ・クラスの語らい≫ 

①コーダイフェスタとカレッジふれあい祭トライアルについて

 .・コーダイフェスタは今年度は展示参加はしない。開催日11月28日(木)。

 ・カレッジふれあい祭トライアルは、今年度からカレッジ独自のイベントとして12月19日に開催予定。

 クラスカフェで受講生全員で内容について議論を重ね、豊能・能勢校としてはステージでは民謡の発表、

 展示スペースでは受講生の俳句・川柳を展示することに決定した。

 行事担当だけでなく、クラス全員で参画し取り組むことが確認された。

②クラスの懇親会開催

 7月12日校外実習「池田カップヌードルミュージアム」での見学・実習終了後開催予定。

③班長・副班長の交代

 諸般の事情により、1班「たんぽぽ」の班長・副班長がそれぞれ交替する事となった。